世界平和フォーラム2006@バンクーバー 報告ブログ

Wednesday, June 28, 2006

WPF第5報:WPF最終文書、9条を支持

WPF第5報(現地時間6月28日午後9時)
最終文書、9条を支持
憲法による戦争放棄を訴え
http://network.socialforum.jp/wpf2006/

数多くのワークショップや会議に追われて昨日は報告を送ることができなかった。一足飛びに、閉会にあたり採択された最終文書を紹介させていただく。昨日、本日にわたる会議の概要は、追って報告する。

本日採択された最終文書は、「バンクーバー平和アピール2006:平和を作ろう!」と題される2ページの文書で、世界から集まった5000人が幅広く論議した世界平和のための課題の中からもっとも重要な内容を列記した簡潔な文書である。この中の「基本要求」項目全10項は、世界の各政府に対して「憲法により戦争を放棄すること(例えば日本の9条のように)」という1項目が盛り込まれた。6月26日の「9条ワークショップ」をはじめとする「9条の世界化」のアピールが、大きな影響を与えた結果と言えるだろう。

最終文書の原文(英語)はまだWPFウェブサイトには載っていないと思われる。文書の採択は、起草委員会がまず案を出し、その後本日の百数十人によるセッションの中でいくつかの修正案を受けながら行われた。これらの修正案を基に、事務局が最終的な文言の調整を行う予定であるため、100パーセントの確定稿はまだできていない。それを前提に、最終文書の骨子の翻訳を以下に付す。(時間がないのでかなり粗い仮訳であることをご容赦いただきたい。)


「バンクーバー平和アピール2006:平和を作ろう!」
(骨子仮訳)

(前文…3段落。会議の期間、場所、テーマ。2006年の情勢認識:イラク、人種差別、核の脅威、「対テロ戦争」、地球温暖化、貧困、ホームレス、疫病、軍事費など)

戦争のない世界を作り出すために私たちが行うべきこと
●公正な平和の構築
●平和の文化、平和教育
●先住民
●女性、若者
●戦争の停止
●環境の保護
●核兵器の廃絶

基本要求
1.イラク、アフガンからの外国軍の撤退
2.国連・国際法の下でのイスラエル・パレスチナ問題の解決
3.地球温暖化対策と持続可能なエネルギー政策
4.国連安保理決議1325の履行と女性の完全参加
5.拷問の停止とグァンタナモ刑務所の閉鎖
6.軍事費の削減と人間のニーズへの転換
7.政府は憲法で戦争放棄を定めること(例えば日本の9条のように)[We call for] Governments to constitutionally renounce war (eg. Japan's Article 9)
8.国連の民主化
9.国連「軍縮の10年」
10.完全、検証可能、不可逆的な核軍縮の交渉

私たちの誓い
●市、コミュニティ、市民を平和のために
●平和教育、メディアによる平和の文化
●ネットワークの拡大
●世代間の協力
●社会的課題、持続可能性の課題との連携
●市民社会の能力強化

以上

なお、本日のピースボート船上でのダグラス・ロウチ・カナダ上院議員(中堅国家構想(MPI)議長)のパネルディスカッションや、さまざまな「活動家パネル」、本日の小泉首相来加に伴う日本領事館への申し入れ行動(地元の日系・アジア系平和グループと日本からのWPF代表団の共同行動、約50名参加で10社以上のメディアが取材。ラジオなどに流れたもよう)など、報告すべきことは多々あるが、明日以降の報告とする。なお、筆者は今からピースボートに乗船するため報告が若干遅れる場合があることをご容赦いただきたい。

川崎哲(ピースボート)WPF: www.worldpeaceforum.ca


-----Akira Kawasaki
Executive Committee, Peace Boat
Mobile in Vancouver +1-778-389-3487
kawasaki@peaceboat.gr.jp
http://www.peaceboat.org/english

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